2024年から新しいNISA制度が導入されることに伴い、何かと注目度の高いNISAですが、「NISA(ニーサ)」の由来はご存じでしょうか?
今回はミニコラムとして、NISAの由来を解説します。
http://nisa-ideco-soudan.ashitaba-mirai.jp/2023/05/02/nisa_kiso/
少額投資非課税制度が”NISA(ニーサ)”と呼ばれる理由
NISAは、イギリスのとある制度をモデルとして作られました。
イギリスでは、居住者に対する少額投資を優遇する制度として、個人貯蓄口座が1999年にスタートしました。
この個人貯蓄口座はISA(Individual Savings Account)と呼ばれ、預金から投資へとシフトさせる流れを加速すべく導入されました。
このイギリスのISA(Individual Savings Account)の日本版として、ISAの頭に「日本のN」をつけたNISA(ニーサ)が誕生しました。
つまり、Nippon Individual Savings AccountがNISAの本名です。
日本では、2003年に上場株式などの配当や売却益にかかる税率は本来の20%から10%になる制度が導入されて、その後延長されていましたが打ち切りが決まったことや、他国と比べても非常に預金割合が突出している状態を打破すべくNISAの導入が決まりました。
NISAは、2014年から年間の限度額を100万円としてスタートし、その後の制度改正で、2023年時点における一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類となっています。
当初は、2013 年度税制改正の見直し前の段階では、上場株式等の配当・譲渡益に対する税率を10%としている措置を見直して20%にする中での激変緩和措置として位置づけられていたものの、「預金から投資へ」の流れを加速される中核的な存在となり、2024年に大きく制度が変わろうとしています。
2月13日は”ニーサ(NISA)の日”
その後、金融庁によって毎年2月13日はニーサ(213)の日と定められ、さまざまな団体でNISAの啓蒙や周知を目的としたセミナーやイベントが開催されています。
NISA、NISAとの言葉はよく聞きますが、導入の経緯や由来を知っておくことで、よりNISAへの理解が深まりますね。
http://nisa-ideco-soudan.ashitaba-mirai.jp/2023/03/15/junior_nisa/